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2007年3月17日(土) 森ノ宮ピロティホール

「響の源流」とは何ぞや? その答えはイタリア吹奏楽にあり!

 現在マンドリンオーケストラで愛奏されている曲のなかに、20世紀初頭イタリアの吹奏楽作品を源としている曲が数多く存在するのをご存知でしょうか? あたかもオリジナル作品のように愛奏されて来たこれらの作品は、イタリア吹奏楽の美しさに魅了された日本ギター・マンドリン界の重鎮である故中野二郎氏が、楽譜の絶版、入手困難などの苦難を乗り越え、ギター・マンドリン合奏用に編曲したものです。

 つまり、遥かイタリアで20世紀初頭に出版された吹奏楽作品が、姿を変えて日本のマンドリン音楽の大きな財産になっていたのです。すごいですねぇ。そして今回の演奏会は、出来る限りオリジナルに近い編成でこれらの作品を演奏しよう、という企画なのです。現代の吹奏楽ではあまり使われない楽器が多数登場したり、逆にサクソフォン、オーボエ、ファゴットはほとんど使われていなかったり、いつもとは一味違った市音を聴くことが出来ました。

 今回演奏した作品は、アンコールも含めて8曲(吹奏楽オリジナル作品は7曲)ですが、どの作品も震えるほど美しく、最近の吹奏楽では味わえない超名曲揃いでした。アメリカ、ヨーロッパを中心とした近代吹奏楽の歴史において、イタリア吹奏楽だけエアーポケットにでも入っていたのでしょうか。

 中野二郎氏の12000点を優に超える楽譜コレクションの中で、イタリア吹奏楽の源譜スコアは200曲を超え、60名以上の作曲家に及んでいるとお聞きしています。編成が大きく使用楽器も独特なので、そのまま現代吹奏楽で演奏することは出来ませんが、今後、吹奏楽の新たなレパートリーとして広く演奏されるようになればいいなぁ、と思いました。もちろん、編曲が必要ですけれどね。

<スタンバイ> <栄養補給ドリンク>

<勢ぞろい>
  <コントラバス・トロンボーン>


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